四十肩、五十肩の治療の1つとしてお灸があります。お灸はツボを刺激していくことで体の機能を活性化させていく効果があると言えるでしょう。痛みの緩和だけでなく、それ以外にも体にとって良いメリットが期待できる場合があります。

お灸は、薬などに頼らずに痛みを取っていきたいと考えている人向けの治療であると言えるでしょう。四十肩だけではなく、身体的なさまざまな症状において効果的と考えている人もいます。

痛みを何とかしていきたい、痛みが大きくなる前に何とかしていきたいと考えている人にとっては手軽かつ、効果が期待できる治療として人気があります。

お灸を受けようと思った際には、確実な腕を持っている人が行なっている場所に足を運ぶことが必要です。HPの確認や実際の問い合わせなどを行い、信頼できるところを選びましょう

体を全く動かさないで、お灸はあまり意味がない!?

痛みの緩和、症状緩和のためにお灸を行なうことは良いと言えますが、肩を全く動かさない、負担のかかるような姿勢を取っている、動かし方をしている状況で、お灸を受けたとしても当然効果はあまり期待することができなくなってしまいます。
一時的に良くなるかもしれませんが、姿勢や動かし方の改善をしていかないかぎり、あくまでも一時的な効果で終わってしまうと言えるでしょう。
せっかくの治療もあまり効果的ではなくなってしまうことになります。

これではもったいないと言えるので、お灸を受けつつも、運動を行い、症状がひどくなってしまわないようにしておくことをおすすめします。

運動ができないくらい痛い、痛みが激しい場合には、まず痛み止めなどの薬をもらって症状の様子を見ておく必要があります。場合によっては、四十肩などではなく、炎症が起こってしまっている可能性はあります。炎症が起こっている場合、肩を動かすことはしてはいけないことが多いため、非常に注意が必要と言えるでしょう。

肩の治療だけに限りませんが、1つの治療に頼ってしまい、他の要素を疎かにしてしまうのは、どの様な症状であっても効率的な治療に繋げることはできないと言えます。複数の治療、対処を同時並行させていくことで、効率的な状態回復を目指していくことができるでしょう。

四十肩については、多くの人が知っている症状になると思います。四十肩という言葉を聞くと、五十肩と何が違うのかと思ってしまうかもしれませんが、基本的に四十肩と五十肩は同じであると考えてしまって問題はありません。

五十肩と呼ばれる由縁は、五十代によく見られた症状ということだけであり、その五十肩の症状がだんだんと四十代の人にも見られることが多くなったため、四十肩というように呼ばれるようになりました。

四十肩を発症する年齢は当然40歳ごろからであり、50歳近くになった場合、呼び方としては五十肩になると言えます。(50代になっても四十肩と呼んでも、特に問題があるということはありません)

この四十肩ですが、女性によく見られる傾向があります。また一般的には肩が挙がらないなどの症状が有名ですが、夜寝ている間に痛みが出てくるというのも四十肩の症状の1つであり、私生活に大きな影響を与えてしまう深刻な症状になる場合もあります。

四十肩は、原因がはっきりとしていないにも関わらず痛みなどが出てくる場合に診断されます。そのため、対処の仕方がわからなかったり、洗髪動作や髪の毛のお手入れをしようとした際に、大きな痛みを感じたりなど、女性にとっては非常にストレスになってしまうことがあります。

痛みに対して適切な対処をすることができないと、精神的な負担が大きくなってしまうため、決して軽く見ることができない症状でもあります。

●肩を動かすことが多いと、四十肩は防げる?

肩を多く動かすことが多い人は、四十肩になりにくいと言われています。男性と女性で女性のほうが四十肩になりやすい理由のひとつとしては、男性は体を使う仕事をする、女性は事務的な仕事をすることが多くあるからとも言われています。(現代社会では、男性も事務的な仕事をすることはあるので、男性にも四十肩のリスクは当然あることになります。)

関節というのは、動かさないと固まってしまうものです。固まってしまうと、より動かすことでの痛みが大きくなったり、動かすことの恐怖感を覚えるようになってしまいます。できるだけ早めの対策をして、動かすことが億劫になってしまわないうちに対処をしておくことが必要であると言えるでしょう。

少し痛みを感じた段階から、肩を動かしておくということや、専門家に診てもらうなどの対処をしておけば、症状がひどく進行してしまうことはあまりないと言えます。自分で対処できる範囲であれば、日常生活に大きく影響してしまうことはないでしょう。

四十肩の治療は経過によって対処が異なります。痛みが激しい時は、とにかく安静が一番で、動かさず患部の炎症を抑えるために医師の治療が必要です。

痛みが治まると、次は運動療法で肩の可動域を広げる訓練をします。ここで温泉療法が効果的です。温泉で肩を温め血行を良くなると酸素や栄養が十分供給されるようになり、老廃物の代謝も良くなります。温泉の熱で緩んで肩の可動域が広がります。

さらに温泉の効用とストレス発散でリハビリ意欲向上に繋がり、温泉に入った後のストレッチは一層回復効果が狙えます。

四十肩に効果的な温泉は全国にありますので紹介しましょう。湯治旅館や普通旅館さまざまですので温泉街の旅館施設に問い合わせることをお勧めします。

日本全国で、四十肩に効果的な温泉をご紹介します。

北海道:ウトロ温泉・ニセコひらふ・層雲峡温泉・洞爺湖温泉

青森県:百沢温泉

岩手県:遠刈田温泉

秋田県:秋田温泉

山形県:蔵王温泉

福島県:いわき温泉・土湯温泉

茨城県:磯原海岸・平潟港温泉

栃木県:新湯温泉

群馬県:草津温泉

神奈川県:奥湯河原温泉

長野県:上諏訪温泉・浅間温泉・白馬神城温泉・白馬五竜

新潟県:越後湯沢温泉・岩室温泉・月岡温泉・赤倉温泉

静岡県:稲取温泉・伊豆長岡温泉・館山寺温泉・熱海温泉

愛知県:内海温泉

岐阜県:宮村・飛騨高山温泉

三重県:榊原温泉

富山県:宇奈月温泉

石川県:山代温泉

福井県:芦原温泉

滋賀県:雄琴温泉

奈良県:大峰銅山温泉

兵庫県:城崎温泉

鳥取県:鹿野温泉・東郷温泉

岡山県:湯郷温泉・湯原温泉

広島県:宮浜温泉

愛媛県:奥道後温泉・道後温泉

高知県:高知市街・足摺岬

福岡県:原鶴温泉・二日市温泉

熊本県:熊本市街

大分県:別府温泉

宮崎県:宮崎市街・青島温泉

鹿児島県:指宿温泉・鹿児島市内温泉

いかがでしょう?もちろん、医療機関での治療と併用することは当たり前ですが、温泉での治療も是非お試しください。

20代から要注意!?今から必須の四十肩予防とは。

四十肩の原因はさまざまありますが、姿勢の悪さや肩の冷えが原因であることが多いのです。

四十肩は、肩周りの筋肉の炎症による疾患ですから、炎症が起こる前には、デスクワーク等姿勢の悪さや長時間の同じ姿勢によって、首や肩の筋肉の凝りが激しく強張った状態が続き、凝り固まった関節筋肉を急に動かすことによって炎症を起こす場合もあります。

日頃から運動不足なのに急に肩を回すような激しい運動をして肩関節周辺の筋肉に過度な負担がかかって急激に炎症を起こすこともあります。

こんなことにならないように、肩周りの筋肉を20代から姿勢を良くするように心掛け、長時間同じ姿勢でいないよう注意しつつ、さらに肩を冷やさないように、背中から肩・首の鍛えておくことをお勧めします。お風呂上がりの簡単なストレッチを紹介しましょう。

四十肩予防に効果的!?お風呂あがりの簡単ストレッチ法。

①後で両方の手を5本指で組み、手を組んだままひっくり返してできるだけ両手を上げる。

②前で両方の手を5本指で組み、手を組んだままひっくり返して万歳をした状態で手をくんだままひっくり返す。

③肘を曲げた状態で片方の手を頭の後ろから首を触るように置き、もう片方の手で頭の後ろから肘を思いっきり引っ張る。反対側の手も同じようにする。

④肘を曲げた状態で両手を背中に片方の手で片方の手を掴んで手をできるだけ上へと背中を登らせる。

⑤右手を頭の後方向から、左手を背中方向から手を背中で組めるようにする。反対の手でも同じことをする。これが両方ともできれば肩は十分に柔らかい。

⑥⑤ができない人は①~④までを訓練して肩を柔らかくするとできるようになる。

このようなストレッチを20代の頃から毎日習慣づけておくのが四十肩の一番の予防です。

あなたの症状は本当に四十肩!?こんな似た症状もあります。

40代中・後半から加齢とともに起こる「腕が上がらない」「肩から腕にかけての痛み」が四十肩の症状ですが、自己診断していると危険な病気も他にもあります。

四十肩以外の肩周辺・腕等の整形外科疾患だと似たような症状もありますが、治療の仕方が全く異なります。四十肩は温めて血行を良くすると効果的ですが、温めると症状が悪化するものもあります。または手術をしないと治らないもの、放っておくと腕が動かなくなるもの等さまざまです。

これらの整形外科疾患は初期症状で診断がついて治療を始めることが重要ですから、自己診断をして東洋医学に頼る前に、まずは整形外科の診断を受けることをお勧めします。

画像診断でなければ診断がつかない疾患も多いのです。肩周辺は何層も腱が重なって複雑に形成されていますが、外から触診でわかるのは表面の疾患のみです。深部の疾患は画像診断でないとわかりません。そして画像・超音波診断は西洋医学でないとできないからです。

四十肩と似ていて自己診断をすると危険な整形外科の疾患名を紹介しましょう。

関節リュウマチ・腫瘍・腱板断裂・自己免疫疾患等です。これらの疾患は、初期症状が四十肩にそっくりですが、放っておくと大変なことになります。四十肩は、自己診断でも炎症は自然治癒しますが、リハビリをちゃんとしないと肩の可動域が狭くなるくらいです。

でも腱が断裂・炎症やリュウマチだと、放っておくとどんどん破壊が進む一方です。腫瘍の場合は命にも関わってしまいます。

四十肩か他の整形外科疾患かどうかを区別するために初期症状のうちに整形外科を受診しましょう。

あなたは大丈夫?四十肩になりやすい人の意外な共通点とは!

四十肩は肩の筋肉の酷使による筋肉の炎症による痛みです。この炎症は、長年肩周辺の筋肉にストレスをかけ続けたことにより、若い時は耐えられていた筋肉も、加齢とともに筋肉も老化して炎症を起こしやすくなり、その時期が40代くらいからなのです。それで「四十肩」とも呼ばれています。

では、肩周辺の筋肉にストレスをかけやすい人はどんな人かというと、猫背の人、冷え性の人が挙げられます。

猫背の人は、両肩をつなぐラインが直線でなく真丸になっているので、両肩の肩甲骨の間が広がってしまって、立っている姿を横から見ると、肩が内側に入ってしまって腕が前にぶら下がっている状態となっているのです。

こうなると関節の可動域が狭くなって、腕が上がりにくくなるので、ただ万歳をするだけでも筋肉にかかる負荷は重い荷物を持ち上げたような状態となってしまうのです。

腕を上げる動作は意外にも日常の中で多いものです。ですから、猫背の人はしょっちゅう大荷物を片腕で持ち上げているような状態になり、長年をかけて筋肉を酷使し続けているので、筋肉が炎症を起こしてしまうのです。

また冷え性の人や夏にオフィスでエアコンをかけっぱなしの場所にいる人は、体内から熱を逃がさないように、血管も細く縮こまってしまうので、血流も悪くなり、一層筋肉が硬くなるのです。筋肉が硬くなると伸縮しにくくなるので、筋肉の伸縮が必要な動作には大きな負荷がかかります。毎日のことですから、筋肉の疲労の蓄積はひどく、加齢とともに筋肉がその負荷に耐えられなくなって炎症を起こしてしまうのです。

猫背と冷えは長年にわたって四十肩の原因を蓄積していくようなものです。